日本国内審査員 (国内一次審査及び最終審査)
建畠  晢(たてはた あきら)
◇審査員からのメッセージ◇×

新人の発掘の場であるアートオリンピアも二回目を迎えますが、前回にも増して、意欲に満ちた挑戦が見られることでしょう。次々と新たな才能が世界にはばたいていくようなスリリングな機会に、このコンペが発展していくことを期待しています。
1947年京都生まれ。早稲田大学文学部卒。芸術新潮編集部、国立国際美術館主任研究官、多摩美術大学教授、国立国際美術館長、京都市立芸術大学学長を経て、現在、多摩美術大学学長。埼玉県立近代美術館長。全国美術館会議会長。1990、1993年のヴェネチア・ビエンナーレ日本コミ ッショナー。2001年の横浜トリエンナーレ、2010年のあいちトリエンナーレの芸術監督。詩人としては詩集『余白のランナー』(思潮社)で歴程新鋭賞、『零度の犬』(書肆山田)で高見順賞、『死語のレッスン』(思潮社)で第21回萩原朔太郎賞を受賞。
千住  博(せんじゅ ひろし)
◇審査員からのメッセージ◇×

宝石の原石のような作家たちを、今回も世界に紹介することができると思います。チャンスは皆さんに平等に来ます。それに手を出そうとすることで、人生は大きく変わります。勇気と自信をもって出品してきて下さい。
画家。代表作のウォーターフォールは 1995年ヴェネツィア・ビエンナーレ絵画部門で名誉賞を受賞。 2007年より2013年3月まで京都造形芸術大学学長を務めた。現在京都造形芸術大学教授。同大学付属康耀堂美術館館長。京都造形芸術大学・東北芸術工科大学共同教育機構「藝術学舎」学舎長。ヴァン・クリーフ&アーペル芸術学校(レコール)マスターズコミッティー委員。「ウォーターフォール」「クリフ」の世界的評価に対し、2016年平成28年度外務大臣表彰受賞。
岡部 あおみ(おかべ あおみ)
◇審査員からのメッセージ◇×

審査の喜びは思いがけない作品と出会いです。絵画、写真、映像、ニューメディアなど、異なるジャンルの作品の審査を数多く手掛けてきましたが、一瞬で境界を超え、世界の認識を切り拓く、みずみずしい感覚をもたらす作品に心踊らされます。そうした忘れがたい芸術家の作品は、後に世界のどこかで再会を果たすことがよくあります。
東京都生まれ、東京とパリ在住。美術評論家、キュレーター。12年間武蔵野美術大学教授を務めた後、現在、パリ日本文化会館展示部門アーティスティック・ディレクター。資生堂ギャラリー・アドヴァイザー。国際基督教大学学士、ソルボンヌ大学修士、パリ・ルーヴル学院第3課程卒業。パリ、ポンピドゥ・センター「1910─70前衛芸術の日本」展(共同企画)、東日本大震災後の「アートプロジェクト in Miyagi」、最近はパリで日本のメディア・アート展などを手掛ける。著書に『アートフィールド, フランス現代美術』、『アートと女性と映像』他、共編著に『アートが知りたい』他。映像監督作品に「田中敦子 もうひとつの具体」。
保科 豊巳(ほしな とよみ)
◇審査員からのメッセージ◇×

今までチャンスに恵まれなかった芸術家を目指すみなさんにとって。 この応募は純粋に公平な評価が下される国際コンペです。昨年も無名の芸術家がグランプリに輝き、 今、芸術家として注目を浴びていいます。 自信作の腕試しのつもりで自由な表現作品を応募ください。
東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻。現在は東京藝術大学副学長。2002年~03 文部科学省在外研究員として渡米、アメリカ及びヨーロッパの環境芸術インスタレーションの新しい可能性について研究。2010年に香川県小島にて瀬戸内国際展「第一回STORY OF THE ILAND ART PROJECT」プロデュース。主な作家活動は、1982年「第12回パリビエンナーレ」パリ市立近代美術館、2003年第2回「大地の芸術祭」妻有トリエンナーレ展、2008年「国際メディアアートビエンナーレ」北京、2014年 市原ビエンナーレ展「3D山水画プロジェクト」、上野の森美術館大賞展招待出品等。
遠藤 彰子(えんどう あきこ)
◇審査員からのメッセージ◇×

美術界におけるアートオリンピアのプレゼンスの高まりを感じています。応募によって世界にその名と作品を知らしめる大きなチャンスとなるはずです。これまでの自分自身を超えた最高傑作を目指して制作していただきたいと思います。
画家。武蔵野美術大学教授。1947年東京生まれ。1968年武蔵野美術短期大学卒業。1986年文化庁芸術家在外派遣研修(インド・~87年)。1978年昭和会展林武賞受賞。1986年安井賞展安井賞受賞。2007年平成十八年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年紫綬褒章受章。作品は、文化庁、東京国立近代美術館、茨城県近代美術館、富山県立近代美術館、横浜美術館、他にて収蔵。
海外審査員 (海外一次審査及び最終審査)
ブレット・リットマン(Brett Littman)
ドローイングセンター(ニューヨーク・ソーホー)館長。2007年現職就任。ニューヨーク近代美術館の別館であるMoMA PS1の副所長、ディウ・ ドネ・ペーパーミルの理事、 アーバン・グラスの取締役補佐を務めた経歴を持つ。また国際的な出版物に幅広く記事や批評を寄稿し、数々の展覧 会目録等の論評を執筆担当する。キュレーターとしてはドローイングセンターおよびその他世界各地の非営利団体やギャラリーにおいて展覧会を 企画開催している。
キャラ・ヴァンダー・ウェグ(Kara Vander Weg)
ガゴシアンギャラリーディレクター。ノースウエスタン大学にて学士号を、ウィリアムズ大学にて修士号を取得。専門領域は美術史。ニューヨークのジェームス・コーハ ン・ギャラ リーやグッゲンハイム美術館での勤務を経て現職。現在までの8年間で、同ギャラリーにて手がけた展覧会は12回以上。リチャード・アヴェドン、 ジョン・チェンバレン、ウォルター・デ・マリア、マイケル・ハイザー、ニール・ジェニー、マーク・タ ンジーなど著名なアーティストのマネー ジメントを専門とする。アート・オン・ペーパー誌やコンテンポラリー誌等のアート誌において記事の執筆も行う。
曲德益(Chu Teh-I)
台湾・台北に住む画家。國立臺北藝術大學關渡美術館の設立者で館長を務め、同大学美術学部の教授でもある。フランス・パリのエコール・デ・ ボザール(国立高等美術学校)を卒業し、中華民国(台湾)行政院文化部と國家文化藝術基金會のビジュアルアーツ部門のアドバイザーでもある。 これまで数多くのパブリックアートプロジェクトに関わり、アートバンク・イン・台湾(藝術銀行TAIWAN)の設立にも関わった。國立台灣美術 館と臺北市立美術館の委員会メンバーでもある。
フロー レンス・ドリュー(Florence Derieux)
ニューヨークのポンピドゥーセンター・ファンデーションのアメリカ美術専門キュレーターおよびパリのポンピドゥー国立芸術文化センターのキュレーターを兼任。フランスはランスにあるFRAC 現代アート地域基金機構シャンパーニュ=アルデンヌ施設の館長(2008-2016)、世界最大の現代アートフェアであるアート・バーゼル・パルクールのキュレーター(2013-2015)、グルノーブルにあるル・マガザン国立現代アートセンターのアシスタント・キュレーター(2007)、ローザンヌ美術館の現代美術専門キュレーター(2005-2006)、アンティーブにあるピカソ美術館の副館長(2002-2004)、パリのパレ・ド・トーキョーのキュレーター(2000-2002)を務めた経歴を持つ。また2012年よりエタン・ドネ・仏米コンテンポラリーアート基金の芸術委員も務める。最近の出版物には『トム・バー 選集:1991-2015年の記述』(2015年 スタンバーグプレス)や『アグネス・デネス:1969-2013の作品』(2016年 ムース出版)などがある。
シモン・ンジャミ(Simon Njami)
アフリカおよび非西洋現代美術専門誌である『ルヴェ ノワール』の創立者のひとりであり、カリフォルニア大学サンディエゴ校の元客員教授。1987年にパリで開催されたエスニカラー フェスティバルを企画以来、数々の国際的な展覧会を手掛けおり、現代アフリカ美術が日の目を見るきっかけを作った先駆者のひとりである。氏がチーフ・キュレーターを務めた「アフリカ・リミックス展」は2004年から2007年にかけ、デュッセルドルフ、ロンドン、パリ、東京、ストックホルム、ヨハネスブルグを巡回した。また氏は第52回ベネチア・ビエンナーレにおいて初めて登場したアフリカパビリオンの企画展示を担当したひとりでもあり、2016年には第12回ダカール・ビエンナーレにおいて美術ディレクターを務めている。